2025年海城中⑥論述問題
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。中学受験、御三家の社会を楽しく学びましょう。
今回の試験で一番難しいのはこれですね。自由回答は考え方もさることながら、書くスピード、書き切る必要があります。日々練習する必要がありますね。
さて問題は以下です。

ここでは試験の物量、場所環境、規模などが影響してきます。全国共通テストでは、50万人という膨大な人数規模になります。WEBテストにしたなら諸々可能になるかもしれませんが、今のところ紙での郵送なども発生し、雪での交通マヒによる遅延なども発生します。短期間で全部実施するのはなかなか大変ですね。
そんな中、全国共通での担当者による確認はムラが出すぎます。
大前提として、人がやる限りは個人の採点のぶれが発生します。また採点者が1万人も集まるかというと、予備校業界、大学院生など集めても、同じ期間に半ば強制的に集めないと無理でしょう。予備校業界や学校は実は不正の下になるため集められません。この頃大学はお休みなので研究者も海外調査に行っているかもしれません。いずれにしろ人員的に無理です。
そして一番大切なのは「正解の基準」です。これを統一することができるか。各大学では人数も比較的少数で、話し合って1つの部屋で調整することができます。しかし共通テストではまず全国的に場所が多数存在すること。また、どのような人員が集められるか、人数的に可能かはかなり難しいです。睡眠不足で突貫で採点して、採点間違いが発生するかもしれません。それでその人の人生が大きく変わってしまうので、そんなことできませんね。
以上から、
①物理的に採点者を集めるのが困難。
②そして回答基準を統一するのが困難
・回答基準が複雑
・複数場所なので調整不能
ということが言えます。
回答例
約50万人が受験する共通テストにおいて記述式問題を導入する場合、速やかな採点処理のために多くの採点者を必要とする。記述式問題の採点基準は複雑であり、回答もさまざまであるため、採点者間で意見が分かれる事もある。そうした場合、大学による個別試験では採点者が話し合って基準を統一できるが、共通テストでは多くの答案を複数の会場で採点するため、異なる基準で採点が行われる可能性があるから。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません