小1夏 オーストラリア公立小学校のスクールライフ①
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。
1年前からオーストラリアに来ています。
早期英語なども関心高い昨今なので、これまでの歴史中心は変わらずですが英語、社会、にも広げていきたいと思います。社会は他国の制度と比較することで日本の今を振り返れるので大人にも有用かと思います。学校生活、というものも住み込んで日々分厚い記述をしている情報もなかなかないと思います。歴旅が学んでいた文化人類学が力を発揮するところです笑
というわけで海外旅編。行ってみましょう!
さて。こちらでは公立の現地校に通っています。どんな感じか見てみましょう。
◾️カレンダー
日本と全く違います。1月開始12月終了。日本の学期にあたるものは4学期あります。南半球なので季節も逆です。
term1 2月開始〜4月中旬
ここでイースター休暇が2週間ほどあります。秋に入り始め涼しくってきます。
term2 5〜7月中旬
ゴールデンウィークはないです。日本と休みがずれる。このあと夏休み。
term3 7月中旬〜9月中旬
6〜8月が冬ですが、日本ほど四季は明確ではないです。今年は洪水になる程雨続きの寒い冬。しかし日本の11月くらいの気温です。春になってきました。
term4 10〜12月下旬
これで学期終了です。クリスマスから休みに入ります。
ここまでで気付いた人は手練れの者です。はい。休みが多すぎます。はい。会社は普通に稼働しています。どうするのこれ?というのが毎回の悩みです。もう一つ、1月がないのにお気づきでしょうか。学年末はクリスマスから一月丸々休みです。
それ以外の間の休みはそれぞれ15日ほど。どんな経験を詰め込むか?お金がないから何もしないか?どう工夫するか?が問われます。
◾️学年制度
学年はY-1から始まり中学に相当するY-9まであります。
もう少しいうと1年生の前にキンリーと呼ばれる5歳から学校に入る仕組みです。
私立では5歳から面接して入学して高校卒業まで行ってしまう仕組みです。そのため子供時代ほとんどが移動なく同じ保護者、先生、アルムナイで出来上がることになります。公立はそうでもないですが、私立はこれが顕著で、同じ価値観の学生が育まれます。
◾️多民族
ここの特徴は幼少期から多民族、ということです。現地校だから白人が多い、ということもないですが、やはり見た感じは欧米系が圧倒的に多いです。しかし内実は?というととっても多様性に溢れている。
移民国家ということもあり、中国系はやはり多い。移民の10%程度を占めています。また、祖父の代、親の代などいろんな理由で混血化も進んでいるので見た目欧米系アジア系両方な人も多い。他近いところでは韓国、台湾、香港。遠いところでは南アフリカ、ブラジル、チリ、コロンビアなども多いです。アボリジニー系もいますし、行ったことのない国々の人達が集まっています。一応シドニーの中でも高級な地域の学校のため、公立といえど親は医者や経営者、一時的外国人でも駐在員系が多いです。
■現地校選び
日本でも教育移住のようなものが言われていますが、情報を集めてよく考えた方が良いかと思います。ここでは少し近く、というか隣の学区の小学校では日本人がたくさん住んでいます。親はその方が生活は便利ですね。駅が近くスーパーも近い。日本食材も問題なく手に入る。さて子供は。
結果どうなるかというと、クラス20人強のところに日本人が8人という構成になります。結果どうなるかというと、日本人だけで固まり日本語で話します。授業こそは英語ですが、先生がおとなしい子だな、と思っていたら英語が話せないだけ、ということもあります。結果的に日本語も英語も変な何者かわからない者になっていきます。母国語が確立され切らない小学校時代では、のちの学習効率についても致命的と考えています。
親が英語を求めて移住した結果、現地校に行かせてそれでよし、と思って放置すると3~5年後には手痛い目に遭うでしょう。教育投資で一番見合わない手法だと思います。親自身が現地に入り込んで一生懸命話さなければならない。それで初めて子供もまた成長するのだと思います。
ちなみに我が家は学年で1人も日本人がおらず、クラスに日本人1人です。最初こそ苦労しましたが、毎日家で英語を教えることで自立し、今では楽しく他の子と遊んでいます。
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