歴史の2つの楽しみ方

4月 16, 2023

どうも。歴旅です。
今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家の社会を楽しく学びましょう。

今日はまじめに歴史の意義について。

どのように歴史と触れ合えばよいのか?
なんて固いスタートですが、
個人的にはあまり気にせずに、漫画や武器、物語や伝記を読めばよいのだと思います。昔江戸時代でも寺子屋で漢字を覚えていました。みんなまじめに寺子屋に通って説教がましい『論語』や『四書五経』でいやいや漢字を覚え、貸本屋に行くと『水滸伝』や『南総里見八犬伝』など面白いドラマをワクワクしながら読んでいました。漢字もある程度自分で本を読む能力があれば、自分で学べます。歴史も覚えると楽しくなってきます。また時代によって何が大事なのか?というのが変わってきますし、まだまだ分かっていない歴史の謎解きも面白いですね。

私が考える2つの楽しみ方は以下の方法です。

①社会の因果関係を追う
→民族の判断軸を理解し、未来予測ができる
歴史年号を覚える意味は時間軸の目印。インデックスです。年号を覚えることで縦の時間軸と横の空間軸の関係性を推測していくことができます。人間社会で何が起こるのか。どこで何が起きると、どんな影響があるのか。
 例)1368年明建国 →1392年李氏朝鮮建国→1392年南北朝合一
中国で政変が起きると、少し時間をおいて朝鮮、日本にも大きく影響する
何と何が因果関係が繋がっているのかがわかれば、歴史年号だけからでも思い出すきっかけが作れます。
  
②伝記・人物の物語 
→人の心を動かし、生き方のモデルとなる
こちらは学校の勉強というよりも漫画や大河ドラマ、伝記、ゲームの世界かもしれません。フィクションも多く入りこんでいますが、時代に合わせた生き方を学べます。歴史上取り上げられる人物は政治家、武将、研究者などその領域、地域でひとかどの人物です。その人に本やコンテンツを通して知ることができるのは、自分にとってプラスの材料となります。

イギリスでは書店の伝記蔵書が多いです。歴史上のあこがれの人物を持つことで、誰にでもリーダーの素養が身につく社会になっています。日本も比較的多い社会なので、個人の判断軸を学べるはずです。

歴史は特徴として、ドラマ・演劇・漫画などでエンタメ化しています。フィクション、二次創作も多いですね。能や歌舞伎もこうした題材を扱っているので、現代のドラマや漫画と本質的にはあまり変わりません。

 真田幸村は敗軍の将として健闘した武将として有名になりました。実は幸村の名前は歌舞伎演目から発生しており実在していません。正式名は真田信繁(のぶしげ)。しかし江戸時代に残った本家よりも有名なのは、江戸時代の歌舞伎演目から現在の大河ドラマに至るまで、コンテンツとして語り継がれているからです。正史よりも影響力があります。

根本的に歴史は学校で学んだ総論的歴史よりも、個別具体的な事件を巡って、人を巡って起こった出来事を自分事として考えた方が圧倒的に面白いです。

その時自分だったらどう判断したか?
通説では批判されている本当はどうだったのか?

一人の人が完全に悪人ということはありません。同時に完全なる善人もいません。何がよかったのか、何が悪かったのか、自分ならその時その立場だったらどうするか。道徳を基準にするのか。生き残りを優先するのか。何を取り、何を捨てるのか。
歴史をケーススタディとして当事者感を持ってシミュレーションするのです。

それを考え続けると、リーダーになれます。なぜなら歴史上の出来事は大半が社会的に重要な出来事を扱っており、そこで活躍した人達と同じ判断ができるようになるからです。

歴史、すごくないですか?笑

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Posted by rekitabipapa