平成29年渋谷幕張中学校社会②より 貨幣問題⑨ 徳川吉宗の時代

5月 5, 2023

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。中学受験、御三家の社会を楽しく学びましょう。

引き続き江戸時代です。

江戸時代はだいぶ経済や街の統治の仕組みができてきます。なので少し貨幣からはみ出しつつ、大事なところを見ていきましょう。
8代将軍徳川吉宗の時代です。暴れん坊将軍で有名ですね。歴第15代将軍の中で人気のある有名な将軍です。元禄時代の後ですね。歴史的には享保の改革で有名です。元禄時代は豪華絢爛な時代でしたが、おカネを使いすぎて財政立て直しが必要になり、徳川吉宗が実施したのが享保の改革です。どんな改革をしたのか、通貨、経済政策メインですが、それ以外も重要度高いので見ていきましょう。

■足固め
紀州藩
(今の和歌山県)出身の吉宗は紀州藩士を呼び寄せ政治改革を断行しました。大体25%。紀州閥ですね。遠くから来た吉宗にとっては江戸での軍事的基盤がないと改革を実行できません。将軍と言ってもいろんな勢力がいる中なのでトップも楽ではありません。内部統治が必須です。脅されて、圧力かけられて改革できない、というようなことは現代でもありそうですね。吉宗は5代将軍徳川綱吉生類憐みの令で禁止していた鷹狩りを復活させました。これは軍事調練の意味があるんですね。家康もよくやっていました。鷹狩りと称していろんな土地の地形を見ることができ、兵をどう配置するかを視察できます。そしてもともと紀州藩の御庭番衆おにわばんしゅうを幕臣に取り立て将軍直属の隠密(忍者・スパイ)としました。日本各地の動静や評判をレポートさせます。
 また、貧病民救済のため小石川養生所を設置し、火事対策として町火消しの制度を設け、防火建築の症例や火伏地の設定を行いました。後は目安箱の設置をしています。アンケートですね。大岡越前で知られる大岡忠相越前守もこの時代です。時代劇の主役だらけのザ・江戸文化時代ですね。

引き続き吉宗の政策を見ていきましょう。
問題です。目安箱を設置する意味は何でしょう?
答えはまた明日!