平成28開成中社会①より 関東の歴史⑤ 自然災害

4月 25, 2023

どうも。歴旅です。
今日もぶらりと歴史旅。

さて、2019年に大雨があったのを覚えていますでしょうか。日本は定期的に大雨にさらされますが、令和元年東日本台風と呼ばれる台風では甚大な経済的被害が出ました。

この日歴旅はぷらりと旅に出ていましたが、(電車が止まりそうな中、むりやり普通列車で直進)旅館が3方川に囲まれており、ずっと増水していくのを見ていました。
袋のネズミでした。なんてところに来てしまったんだ。。。(無事でした笑)

長野の新幹線車庫が水没。新幹線かがやきが甚大な被害を受けました。
都内でも武蔵小杉が水没。タワマンが機能停止しました。

この時見えた日本の災害対策ですが、

①  東京に被害が出る前に上流で放流する
②  都内の堤防は中心側が高く、下町側に溢れるようにできている

ということが分かりました。ちょっと衝撃ですが、東京で多数被害が出る前に田畑に水を逃がす(その土地の農家がかわいそうですが…)。

都市の中心機能を守るために外側に水を逃がす。
というアプローチ自体は理屈ではわかります。でもいつも田舎や貧しい人が被害を受けるようにできていますね。。。
ちなみに東京の情緒あふれる下町ですが、「下町」というのは歴史的に様々な要因で名付けられていますが、一部はその名の通り海抜が低い土地です。水害を受けやすく、水が逃げにくい。
山手線内部は台地になっています。

大阪の銀座と呼ばれる「梅田」も、元の地名は「埋田」です。水で沈んでしまう土地なんですね。

2011年東日本大震災の時は液状化現象もみられました。千葉県浦安市は階段が1段増えるほど段差ができました。整地したのにボコボコな街になっていたのを見たのですが、埋め立て地であることが原因です。人工的に埋め立てたために、やはり地震があると弱いんですね。

しかし人類の歴史は土地利用、土木建築の歴史でもあります。東京、千葉をはじめ川の治水、埋め立てはご先祖様の努力によって成し遂げられ、田畑を増やしてきました。現代でも自然との闘いは続いている、ということですね。

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Posted by rekitabipapa