平成26年桜蔭中社会② 繊維産業問題⑤ 労働の自動化
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。
突然ですが問題①です。
産業革命後、イギリスは何と呼ばれていたでしょうか?
突然ですが問題②です。
職を失う危機感から労働者が機械を破壊して回った活動をなんというでしょうか?
イギリスは産業革命を起こします。まずは織物の機械化から。これは非常にうまくいきます。最初こそは粗悪品ですが、それを植民地化していたインドに売りまくって稼ぎます。手織物で作った美しいインドのキャラコは衰退し、インド人は貧困化していきます。
歴史を振り返ると欧州発のSDGsは虚構だなと思います。
こうした反省から、と言いますが400年ほど続いた植民地時代の収奪の歴史を見る限りあまり本気とは思えません。SDGsとは単なるマーケティングでより本質的な持続可能性は日本の方がはるかに取り組んできた、と思います。
日本でも太陽光パネル設置のために山の木を切り開く、などいっている大間違いな人がいますが…
しかしイギリスは産業革命を起こした後、自国内で機械工場で生産、輸出を行います。結果「世界の工場」と呼ばれ急成長していきました。最近では中国が世界の工場と呼ばれていましたね。豊かな国から賃金の安い労働力を求めて産業が移転するのですが、繊維産業が立ち上がりきると順調に成長していきます。重化学工場はすぐには作れませんから。
しかし機械化によって困る人達がいます。労働者達です。今まで工場のラインで手作業の工場で作っていた仕事がなくなってしまう。
「こんな機械がなければ働けていたのに!」
とばかりにイギリスの労働者は機械を破壊して回りました。
ラッダイト運動と呼ばれています。
これってある意味今も起こっていますね。AIやデータ化、DXの推進によってこれまでの経理、人事などの業務が簡略化可能です。税理士、行政書士もほぼ自動化可能。「私達の仕事がなくなってしまう!」という危機感を持って自動化に抵抗を示す人はかなりいると思います。
コロナでだいぶ推進されたと思いますが、基本的にはラッダイト運動と同じですね。
歴史的にみれば、自動化の波を止めることはできないですし、新しい仕事が生まれます。
あるいはそろばんが電卓になり、電卓がExcelになったように、機能自体は変わらず新しい技術に遷移するだけです。
だからそれほど心配しないで、、、抵抗していないで勉強してください。。笑
でないと日本は成長しない国のままなのです。
答え①:世界の工場
答え②:ラッダイト運動
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