平成25年桜蔭中社会①より・地方の文化産業④人形
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。
■人形
今日は人形編。ゴールデンウィークも終わりましたが五月の節句などで鎧兜を飾るのが日本の習慣です。お雛様もですが、日本は人形の文化があります。地方都市に行くと「人形屋さん」があったりしました。「人形の久月」など昔起業CMもありましたが最近は家に人形を飾る家が減ったように思います。高いし面倒だし、家狭いし、というところでしょうか。しかし人口減少に加えて文化の衰退ほど、実は目に見えない危機でもありあります。
①江戸木目込人形
②岩月人形
③博多人形
岩月は埼玉県。昔の農閑期に内職で作っていたのが広まったという背景もあります。暇は文化を育みます。大事ですね笑

④さるぼぼ
岐阜県飛騨高山の特産品です。猿の赤ん坊という意味です。産屋のお守りが原型にあるそうです。平安時代頃まであった人形文化が廃れ、山岳に残ったと言われています。

⑤赤べこ
福島県会津若松市。こちらも厄除け、縁起物の牛です。黒い丸は天然痘を指しているようで、疫病から守ってくれた牛ともいわれています。

⑥だるま
縁起物のだるまさん。高崎市で作っていますね。
政治家が選挙で依頼するので10万円以上のだるまも多数。
願掛けで支えられる産業です。
人形は場所がないという理由で敬遠されがちですが、ぬいぐるみ、ガンダムのプラモデル、フィギュアなどで現代的に変化しているのかもしれません。
古代においては呪術に使われていた要素が高い人形ですが、現代的にはロボット産業とも融合していっています。
からくり人形など日本の伝統と相まって強い産業なのかもしれません。
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