平成25年桜蔭中社会②より 修学旅行問題④ 江戸時代の地域

5月 5, 2023

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
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日本全国いろんな地域がありますが、江戸時代の影響がいまだに残っています。江戸時代って長い分、実はいろいろ起きていました。

影響が大きいのは外様と親藩、譜代などの藩の配置です。

親藩大名:徳川家と血縁にある家です。
譜代大名:徳川家の家臣の家です
外様大名:関ケ原の戦いで西側についていた大名です。

幕府は重要な地域を直轄領にしていました。そしてその周辺に譜代を配置しています

画像
NHKより

これだと直轄領が見えにくいのですが、(小さすぎるエリアもあり)
江戸に入る要衝は広域で直轄領になっています。
徳川家もともとの出身の三河から東の伊豆、神奈川埼玉エリア。
群馬と新潟の県境にある沼田。和歌山紀州の山奥や、見えないけれど岐阜県高山、佐渡なども天領です。

問題です。この共通点は何でしょうか?

外様大名は江戸時代ずっと外様だったので大変でした。
参勤交代でお金は浪費させられるし(逆に街道の街と江戸は潤いました)
統治が悪いと転封てんぽうで移動させられました。お国替え、お家お取り潰しです。
単身赴任もつらいですね笑
大名も安泰ではなかったんです。

江戸に家族もいますが、外様大名の場合、
半分は人質の意味があります。
大名は大半地元というより江戸生まれの江戸育ち、たまに地元に帰るという流れにはなっていますが、遠隔地で殿様やるのもなかなか大変です。
リモートワーク、今ほど発達していないですしね笑
殿様以外で自然と現地で有力な武士や商人が生まれますが、江戸の流通と連携して産業を生み出しました。

答え:エネルギー源である木が多い山(+川で輸送できる地域)
   金山(佐渡など)
   交通の要衝・街道