2019年渋幕中一次社会 プール問題⑨ 復興庁

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。

本日は復興庁です。こちらも比較的新しい省庁です。
3・11東日本大震災の後、国土の復興を目指して作られた省庁です。

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2011年東日本大震災は戦争に類するほどの被害規模でした。10年経ちましたが、東北は今も被爆、差別、住居、仕事、土壌汚染など様々な被害と戦っています。
10年経ってもまだあるし、今後もある。
それくらい深い問題だからこそ設けられた省庁です。
東北は復興したのか。
正直十分な対応が取られたか不明です。
最近東京電力に対する被害者の賠償請求が勝訴しました。
整理するのに膨大な時間がかかるのも理解できますが、今も戦っている人がいて、少し報われてよかったです。
それでも命は帰ってきませんが。。

復興庁の取り組みを見ると住居再建、街づくり、被災自治体支援、ボランティア連携、復興交付金など。
横串横断機能というのはわかりますが、正直国土交通省、総務省、厚生労働省、財務省などの管轄の仕事であり、それぞれの協力を引き出さなければ機能せず、逆にそれぞれの省庁が団結して解決していかなければならないようにも思います。当事者も歯がゆい思いをしているのでは、と考えてしまいます。

2020年東京オリンピック・パラリンピックは復興五輪を謳っていました。
正直そんなに復興したのか?という疑問です。
更にオリパラは汚職付き。。政治と民間企業の状況が透けて見えます。

サラリーマンから個人経営者まで、実は復興税が発生しています。
みんなよく注視すべき税金使途がここにあります。

3・11をきっかけに、貿易統計を見てもエネルギー輸入が輸出金額を上回り、日本は衰退していっています。全体構造の解決ができていない事、復興どころか衰退していっている事について、一人一人が考えなければならない。社会構造を変化させなければならない。
原発とは。社会とは。新しい日本とは。
横串で弱いですが、日本の社会課題の縮図と言えます。

東北の復興は日本の復興に繋がります。