2019年渋幕中一次社会 プール問題⑫外務省

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。

本日は外務省。
これは有名、かつ分かりやすいですね。花形官庁です。

簡単に言うと日本の権限を海外で主張するネゴシエーター。
活海外での日本の国家代表でもあります。

おおざっぱに分けると、
北米、中南米、欧州、アジア、中東アフリカなど地域での区分と、
条約局、軍縮、安全保障、国連など外交政策局に分かれます。

キャリア官僚は複数の国に赴任し、1対1の国家関係ではなく複数の国の利害を調整するマルチラテラル外交を展開します。
1対1の関係を深く築くバイラテラル外交との組み合わせで成り立ちます。
外交官は経済、政策、農業、文化、関係史、法律、言語など多岐にわたって知っていなければならないため、本当にマルチプレーヤーです。知っているだけでなく、日本の有利になるよう、両国の利益になるよう貿易交渉、政策交渉を行います。

古くは遣隋使、遣唐使がその役割を果たしてきました。日本という国家の承認、戦争の回避、戦争が始まるとなると情報発信、現地での情報コントロールなど。海外にいながら重い任務を背負っています。

海外との関係に特化していますが、これだけ国際化が進み、かつ原材料の輸入によって成り立ってきた日本は未だに外交が重要ですね。今後も花形官庁であり続けるでしょう。