2019年渋幕中一次社会 プール問題⑮農林水産省

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。

本日は農林水産省。
国民の命を預かっているので重要ですね。

内容はわかりやすいです。
・農業
・林業
・漁業
・畜産
を扱っています。
植物防疫や輸出入、消費の安全性なども管轄しています。
その他土地改良や調査なども実施しています。

ある意味シンプルなんですが、国土の管理と食料は地域社会にとって重要です。江戸時代には浅間山が噴火して飢饉になり、多くの藩政が成り立たなくなる時期がありました。
食料の備蓄や生産性の確保は重要です。輸入すればいいのかというと有事の際は地国内生産で籠城するしかありません。
その時カロリーベースで足りるのか。
田舎に行けば農地はたくさんある、と思うのは間違いです。県別食料自給率を見ると100%を超えているのは4県のみ。
多くはフルーツや野菜など商品作物を作っているので、カロリーで見ると不十分なんですね。米、小麦ばかり作っていたらそれでいいのか、というと通常では高齢化とともに消費量は減っているので不十分です。高価で売れる農作物でもありません。

この辺りをコントロールしたり、海外に輸出したり(生鮮なので難しいですが)するのが役割です。
畜産や漁業なども課題満載です。すべて高齢化で1次産業の成り手が少ないことが原因です。今1次産業の担い手は労働人口の1%程度。一部デジタル農業を始めた若手もいますが、全国的にはまだまだです。
埼玉県で畜産をしながら豚さんのテーマパーク化をしている企業もあります。
意外と面白いと思うのですが、労働がキツイ、おカネにしにくいと思われているところでなかなかなり手が少ないようです。
歴旅は農家になってもいいかなと思いますが…
今は「半農半X」という生きたができる時代になってきました。
昔で言うと単なる兼業農家なんですが笑
食の安全性、安定性が身近にある方が好きですし、
変化を加えながら歴史ある日本の大事な国土を守っていきたいですね。