アイヌと蝦夷他 ④琉球王国
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。
蝦夷テーマで琉球。民族の古層で深くつながっています。
人気のスポット沖縄県。
みんな知ってて、深くは知らない。
そんな感じではないでしょうか。
知事が変わったので今年は注目ポイントの地域です。
沖縄は歴史的経緯から「日本」になったのが比較的新しい地域です。だからこそいろいろ学ぶ必要のある地域とも言えます。
日本の国境線は基本的に変わらない前提で学ぶと思いますが、古代においては越の国より北はほとんど出てこない。
逆に三韓征伐など朝鮮半島にはスイスイ渡っていた。
海は道であり、山のほうが越えられない異界でした。
沖縄は長く尚氏琉球が治めていました。
■古代
「遠い国からヤシの実一つ。」
柳田國男ですね。日本は南方から地理的に離れていると思いがちですが、黒潮に乗ってくるとヤシの実が日本までたどり着きます。知らない国の知らない文物は海に流れ着きます。
縄文時代、あるいはその古層はスンダランドと呼ばれる現在のインドネシア付近から渡ってきました。船での渡航、長距離可能だったんですね。
■中世
13世紀ごろから琉球は統一を目指して戦います。
グスクというお城を構えて戦い、琉球を統一しました。
この地域の島々にも影響力を持ち、中国、南方諸国との海洋交易で栄えました。
この海洋交易こそが琉球の強みです。
戦国時代には薩摩藩の支配を受けます。
沖縄といえば空手発祥の地です。
もともとは首里手、那覇手などと呼ばれ、沖縄各地でも細かく分かれていました。
それは暗くなってから人に見られないように練習し、手を見破られないようにしたためです。
空手自体も中国からきました。船の上で安定的に戦えるスタイルなので南方から伝わり、独自に進化したものです。
明治時代になり、植民地主義の時代になります。この時琉球は日本に組み込まれ、沖縄県となります。やまとんちゅがきていい仕事を奪っていく様が描かれています。
空手を日本に伝え広めた代表的人物が船越義珍(ふなこしぎちん)
この人は柔道の嘉納治五郎に教わりながら帯の階級性などスポーツ化に取り組んでいきました。活動拠点は慶應大学空手部。
松濤館空手はここから広まりました。
慶応で出題されますね笑
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません