2019年渋幕中学校1次社会②より 水問題④ 輸出港

5月 3, 2023

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
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貿易港
問題です。日本一取扱貨物量が多い貿易港はどこか。
また、なぜか。

貿易港ができる条件は工業地帯×港の喫水になります。
千葉の京葉工業地帯。
神奈川の京浜工業地帯。

北九州工業地帯。炭鉱と鉄鋼企業の多いのが特徴です。
かつては都市部近郊に工場が多かったため、東京、大阪、名古屋、博多などの大都市圏の近くの港が開発されています。輸出産品は港ごとに異なりますが、日本の輸出貿易品目と工業地帯の特徴と連動しますね。

ちなみに喫水きっすいというのは、陸地からの水深の深さです。喫水が深くないと大型の船がつけられません。小舟では貿易できませんね。港を作る際はこうした自然地形が重要になってきます。東南アジアで工場を作る、工業団地のメリットデメリットを考えるなど、大人になっても必要な視点になります。

答え:名古屋 
   トヨタなど自動車輸出の比重が大きいため

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空港も入っていますが、輸出入額が分かります。2020年では僅差で貿易黒字。エネルギー輸入、EVによる自動車産業の構造変化で日本の今後は大きく変わります。