2019年渋幕中学校1次社会②より 水問題 河川⑧―近畿

5月 5, 2023

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家の社会を楽しく学びましょう。

地理編。今日は近畿地方です。

問題です。
①小浜市から京都まで続く道は通称何と呼ばれたでしょうか。
②淀川の名前の由来は?
③大阪繁華街の梅田の元の地名は?

大坂は三方を北摂、生駒、金剛・和泉葛城の山々に囲われており、淀川、大和川、石川が大阪湾に流れ込み大阪平野を形成しています。歴史・文化遺産が多い地域です。
また、大阪は千葉と同じく縄文時代にはほぼ水の中で、江戸~明治時代に大規模な埋め立てをすることによって市街地が広がりました。戦後復興や高度経済成長期に更に埋め立て、現在の地形になっています。

京都も三方を山に囲まれた盆地地形で、四季の変化に富み景色の美しい街です。鴨川、桂川、宇治川が流れています。明治に東京に移るまで約1000年都として機能してきました。寺社、文化財が多く、お茶の家元などあります。
盆地地形で夏は蒸し暑く冬は底冷えします。

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■加古川
丹波の国から流れる川で、『播磨国風土記』にも記載があります。

■木津川
三重県伊賀から流れる淀川水系の一つです。木津の由来は平城京を建設する木材の水揚げ港から由来しています。「木」の「津(港)」ですね。似た地名では東京に木場がありますね。木を置いておく場所ですが、これは江戸の火災が頻繁に起こったことから墨田川などの河川で木材を運べるように木材を置いた場所でした。
また木津川は天井川になりやすいのが特徴です。天井川は砂礫が川底に堆積して周囲の平面地よりも高くなった川です。

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■北川
福井県の小浜《おばま》から京都に日本海の物産を運ぶ街道がありました。街道自体は複数ありましたが、その中でも若狭街道が物流の主要なルートとして使われました。京都までは1日のルートで、サバ以外も塩や昆布など様々な海産物が運ばれました。平城京や奈良県明日香村の木簡からは1300年の歴史があった事が分かっています。

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①鯖街道
②流れが緩やかで淀んでいたから
③埋田。湿地帯だったため