2019年渋幕中学校1次社会②より 水問題 河川⑨―四国

5月 5, 2023

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。中学受験、御三家の社会を楽しく学びましょう。

地理編。今日は四国です。
四国は島で分断されているように感じますが、現在は道路でつながっているため、徳島県から大阪までは1時間半ほどの距離で、実際は通勤圏になっています。

また、瀬戸内海側は船、橋で中国地方と繋がっているため、愛媛、香川からのアクセスは比較的容易です。
四国は中心部を急峻な山で区切られているため、高知県だけ太平洋に向かった孤島となっています。陸路というより海運での繋がりの方が重要ですね。

四国はお遍路さんや、独特の文化を育んでいます。平家の落人村があり、祖谷いやなど山深い山村もあるため、隠れ里のような位置づけともいえるかもしれません。
歴史的には香川県の|多度津《たどつ》など四国の入口であり、空海の出身地などもあり、平安時代には中国語環境もあったと考えられます。
戦国大名の長曾我部元親が四国を平定しましたが、長曾我部氏は明から来たそうです。そんな名前ですね笑

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■吉野川
 四国の中心部から長く徳島県へ流れ込む川です。
 長い川として有名で、利根川の坂東太郎と並び称され、四国三郎とも呼ばれました。四国の瀬戸内側は日照りで有名で、ため池が北側に分布します。吉野川の下流域は徳島平野が形成されており、阿波踊り、藍染めなど徳島の文化を育む川です。
水力発電のためダムも建設されています。近年でも水不足が比較的深刻な地域で、1994年と2005年には早明浦ダムで貯水率0%となりました。

■四万十川
 最後の清流と呼ばれています。
 ウナギがおいしいのと、この土地は土佐一条家が入っており、愛媛一条家と合わせて、高知と別の京都文化がひそかに受け継がれています。