2019年渋幕中学校1次社会②より 水問題 河川⑩―九州
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。中学受験、御三家の社会を楽しく学びましょう。
地理編、九州。
鹿児島のシラス台地を除いて、
多くの川に恵まれています。
鹿児島はカルデラが海に沈んだ地形になっており、九州全体が、雲仙普賢岳、阿蘇山、霧島、桜島など現在でも活発な火山活動を見せています。火の国ですね。
日本は実は世界有数の火山大国で、世界の活火山の7%が集中しています。
7%は少ないように見えますが、地上面積で考えるとわりと集中している方です。環太平洋のエリアは同じく火山が多いですが、地震、津波と同じく火山も日本特有ですね。
現在トンガの海底火山爆発で日本に津波が到来していますが、プレートだけではなく火山性の地震もあります。
世界的には冷害による飢饉が起き、民族大移動や戦争が始まりますが、日本の場合は火山の噴火による飢饉も発生します。火山灰で日本の大半が雲で覆われてしまうためですね。江戸時代は特に多いです。

■菊池川
阿蘇山区域から流れてきている川で、名水百選、森林浴の森百選、水源の森百選などに選定されています。
有明海に注いでおり、河口部は干拓が行われてきました。
西南戦争の時の激戦区でもあります。
■筑後川
九州一の長さで、別名筑紫次郎(西国にある日本第2の河という意味)とも呼ばれます。阿蘇山から流れてきていますが、北側の日田を通って西に回り、流れて大きく迂回しています。地質的には阿蘇山噴火があったため溶岩や安山岩などが主体の土地ですが、川によって土砂が運搬され、沖積平野を形成しています。広大な筑紫平野が特徴的です。大化の改新以降連綿と有明海の干拓をしており、人工的な陸地形成をしています。
ちなみに筑後川、筑紫次郎なんて呼ばれていますが、全国での河の長さは21位。同時に九州1位なのですが、九州全体川が短いのも特徴かもしれません。
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