平成28開成中社会①より 関東の歴史⑩ 「源平合戦」じゃない!?
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。
平清盛が大フィーバー中。「平家にあらずんば人にあらず」なんて言って太政大臣まで上り詰めます。短期間ですがすごいですね。その裏で源頼朝や義経は雌伏の時代を過ごします。復讐に燃える子供達。
そして遂に源平の合戦へ。
今年は大河ドラマで『鎌倉殿の13人』がやっています。13人って誰の事でしょう?
1.伊豆の若武者「北条義時」
2. 義時の父「北条時政」
3. 御家人筆頭「梶原景時」
4. 頼朝の側近「比企能員」
5. 頼朝の従者「安達盛長」
6. 鎌倉幕府 軍事長官「和田義盛」
7. 鎌倉幕府 行政長官「大江広元」
8. 鎌倉幕府 司法長官「三善康信」
9. 三浦党の惣領「三浦義澄」
10. 「中原親能」
11. 「二階堂行政」
12. 文武両道「足立遠元」
13. 「八田知家」
こんな顔ぶれです。これ以外にもたくさん出てきます。
例えば千葉常胤。そして上総広常。
今でも地名に名の残る人物ですね。千葉一帯を治めていました。
これらの面々。結構みんな「平氏」です。むしろ大半が平氏。
ここまで見てきた人はわかると思いますが、
実体は平平合戦なんです。
確かに源氏の血筋はいて、源頼朝、木曽義仲、源義経など活躍します。しかし合戦で命を落とし、鎌倉幕府は3代源実朝で断絶。幕府は北条氏が支配します。あれ?北条氏も平氏…
実際は源氏か平氏かはあまり関係なかったのが実態です。
関東に何世代も住み土着化し、地元の物を食べ、東北と戦い武芸を練る。
なのに朝廷からなんか任官されてきた知らない役人が幅を利かせている。
気に入らねぇ。
血筋というより土地の対立構造ですね。
これって日本人の文化として、今も変わらないと思います。
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