平成26年桜蔭中社会② 繊維産業問題⑥ 綿織物

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。

織物産業。みなさんが来ている服はウール、綿や絹(あまり着ていないか笑)、現代ではポリエステルやレーヨンなんかも含まれますね。
地理でも出ますので産業について世界に飛んであちこち見てみましょう。原料や作り方、労働力などいろいろと考えることが多いですね。ここで綿で見ておくと、他も工業化の流れやポイントについて考えられると思います。試験対策として暗記ではなく思考トレーニングが重要です。

■綿
圧倒的に支持されている綿。私たちにとってもなじみの素材ですね。
原料は何でしょうか?綿花ですね。この生産量はインド、中国で46%。アメリカ、ブラジル、パキスタンと続き、75%を占めます。
植民地時代にイギリスがインドの綿織物を輸入していたことから始まり、現代でもインドは綿の生産、消費でも大きな位置を占めています。
中国もすごいですね。なんでも物量豊富な国です。まあ双方ともに面積が圧倒的に大きい、ということもありますが。日本は大して生産していないので、基本輸入になります。

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綿花生産量

綿花の消費量で見ても中国、インドが2強。続いてパキスタン、バングラデシュ、トルコ、ベトナム、ウズベキスタンと続きます。はて?だいぶ変わりますね。

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綿花消費量

ここで最初の出題に戻ってきます。生産量は農業です。畑に綿花がすくすく育っているイメージです。ここから綿かを消費する。つまり紡績業=糸を作り出すということです。