開成中対応 東京問題④ 板橋・上石神井

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。中学受験、御三家の社会を楽しく学びましょう。

問題です。上石神井の名前の由来は何でしょうか?

これは難しいですね。長野出身の人ならわかるかもしれません。
そもそも感じ、読めるでしょうか。
上石神井かみしゃくじです。

板橋の名前の由来は、石神井川にかかっていた板の橋から取られました。今では板橋区の方がエリアが広く、よく知られていますね。しかし橋が架かる前からあった川の名前からもわかるように、石神井の名前の方が古いです。

これは諏訪のミシャクジ信仰から名前が来ています。
ミシャクジというのは蛇神信仰なのですが、相当古い由来があります。むしろ古すぎてよくわかっていませんが、ミシャクジとほぼ同一と考えられる諏訪神社の末社は愛知県から北関東までかなり広域に分布しています。

江戸の町ができる遥か前からこの諏訪信仰が来ていたんですね。

また、江戸時代でも中仙道六十九次の宿場町として栄えたのが板橋宿でした。
ここからでも上州(群馬県)信州(長野県)と繋がる道だったことが分かりますね。
鉄道ができるまで、実は東海道より中仙道の方がメジャーな幹線道路でした。
東海道の品川宿
甲州街道の内藤新宿
欧州・日光街道の千住宿とならび、
板橋宿は江戸四宿として栄えました。

これらは今でも新幹線、特急の主要駅となっているので鉄道路線で見るとわかりやすいです。街道は古今東西、それほど変わらないものですね。

答え:諏訪のミシャクジ信仰が由来