2019年渋幕中一次社会 プール問題⑭厚生労働省

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。

歴史ではなく省庁の説明が長くなってきました。
でも歴史的変遷もありますし、現代の社会構造を知る上では重要ですよね。

もし時間があったら近所の区役所に行ってみてください。
フロアごとに部署の窓口の図が書いてあると思いますが、そこにあるものが地域社会のフロントとして市役所、区役所が持っている機能です。

さて。厚生労働省ですね。
ここも厚生省と労務省が統合されてできた省庁です。
厚生省は医局を司っています。
病院行政を考えるのは重要ですね。
・医局
・健康局
・薬務局
・感染研究所
・子ども家庭局
・介護

労務省は人の働く環境をコントロールしています。
・労働基準局
・職業安定
・年金

どちらも人生全般にかかってきます。高齢化社会が進んだ現代では、厚労省の権限は強くなる傾向にあります。また、コロナではここが一番活躍すべき省庁ですね。あまり前面に出てきませんが、重要な機能ばかりです。

感染症対策という面では、
聖武天皇の時代など国家安寧を願うリーダーにとっては極めて重要案件でした。そのために奈良に大仏を建てちゃったくらいです。

労働関係も実は国民の健康にとって重要です。無職の人が増えても治安は悪化し泥棒が増え、貧困化で生活困難な国民が増えてしまいます。働く意思があるならハローワークに行って働いてもらった方がよいですね。

社会が健康であるための労務省、体が健康であるための厚生省。

どちらも重要です。
一方で病院は生死と関わる分だけ重要性が高く、90年代にはミドリ十字社の薬害エイズ問題など過熱した案件もありました。
薬も価格が高く高額のお金が動く。その権限を持っている厚労省は予算配分も大きくなるでしょう。
歴旅は個人的には守りの政策ではなく、製薬関連などもっと海外に攻めてほしいと思います。国産でまともな世界レベルの薬が作れますように。。