2019年渋幕中一次社会 プール問題⑯経済産業省
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。
本日は経済産業省。歴史ある花形官庁ですね。
昔は通産省といっていました。
日本が加工貿易立国モデルを作って推進していた時、通産省が日本のグランドデザインを作っていました。
戦後はとても人気の官庁でした。
それだけ面白いことができたし、産業の育成が国民の生活を豊かにしてきたことに加え、海外との貿易とも密接に結びついていたので仕事としても面白そうです。
部署は割とシンプルです。
・地域経済
・各種産業
・通商
・資源エネルギー庁
・特許庁
・中小企業庁
資源エネルギー庁は大きい省庁ですね。化石燃料がない日本にとって、エネルギーは常に課題となっています。
昔の小説ですが、城山三郎の『官僚たちの夏』が通産省官僚をモデルに描かれています。
中長期的構想をもとに政策を進める。時間の長さと難しさなど感じました。それは動かすものの大きさに比例するようです。
今はクールジャパンなどやっていますが、往年のグランドデザインを引く力はなくなっているかのように思います。
かつて機能していた加工貿易立国モデルは、アジア、中東からエネルギーと資源を輸入し、欧米、アジアにメイドインジャパンを売るモデルでした。
今技術的にも品質的にも日本は他国に追いつかれ、差別化が難しくなってきています。
・海外で売れるモノづくり
・海外販路を求めるマーケティング
が必須と考えられます。
国内労働力も一度安くなってから再び復興しなければならないのでしょうか。
欧州もたどった道ではありますが、若くて貧しく勢いのある国の方が成長は早く、投資も集まります。欧州は労働生産性を上げるためにブランディングの方向にシフトしました。
日本もその意味では今はブランディングの時期なのですが、中国、韓国に品質的にもキャッチアップされ、おもしろさでも負けている現在、どうにかモノづくりを変えていきたいものです。
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