2021年駒場東邦中社会 史料解釈問題③
どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。
家光の時代の問題。まずは時代背景を見てみましょう。
家光はいつの時代の人か?3代将軍ですね。ということはじいちゃんが徳川家康。戦国時代の人です。1603年に徳川幕府ができてから、戦国時代からちょっと落ち着いたくらいですね。
ということは?
・戦国から平和な時代にしたいから全国統一ルールを定める
・武器を持たせない=南蛮貿易を独占する
・敵だった外様大名の力を削って弱める
というようなことが必要ですね。
問題を見ると、ア参勤交代は外様大名に定期的に江戸まで来て、全国各地に泊まって散財させるので正解です。力を弱めつつ、江戸経済を回す経済政策です。
イ これはスペインではなくてオランダですね。イエズス会はキリスト教を布教するので禁止です。植民地化してくるのですぐ処刑。オランダもキリスト教の国ですが、プロテスタントは布教してこなかったので許容しました。
ウ 大塩平八郎は幕末に近い時代です。幕府が腐敗し戦った。この人の想いに触れて吉田松陰ら幕末の志士が立ち上がった。歴史や思いは繋がります。
エ 東南アジアに日本人町ができましたが、日本は鎖国します。東南アジアに行った日本人は豊臣側で負けた浪人の侍ですね。仕事なくなったのでハローワークに行ったところ、東南アジアでスペインと戦ったり、ビルマ(ミャンマー)やシャム(タイ)の王様が雇ってくれるよ、となって移住しました。山田長政などシャムで国王にまでなった人物もいます。
時代背景だけでもある程度政策を予測することができます。
知っていることと、歴史的に正しい筋の連想ができると歴史法則が読めるようになります。
現代でも応用できますね。
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