2021年駒場東邦中社会 史料解釈問題④ 回答解説

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
中学受験、御三家レベルの社会を楽しく学びましょう。

「慶安御触書」の正誤問題です。
A 「慶安御触書」は地方で作られたが、その後になって幕府や明治政府が編纂した本に組み入れられたことで、幕府が出した掟として広く知られるようになった。
B 偽文書が作られた目的や当時の社会の様子を調べることで、歴史の出来事について新しい見方ができる

Aは正しいですね。この流れで認識されていました。
Bも正しいです。歴史研究者の言葉に出てきていました。

この資料は正確に言うと偽文書というには名前が適当ではない気もします。当初偽物を書こうとしたわけではないし、いい法律だったから公式に幕府にも採用され、他の内容と共に書物にまとめられたわけで。

ちょっと思ったんですが、過去問の解説って読んでわかりますかね?書くところが少ないのはわかりますが、時代背景や応用の効かない解説。。

単語問題の正誤はわかりますし、事実関係はわかりますが、
なんで?どうしてそうなった?
という背景や因果関係、意義など分からないですね。

これを繰り返していると歴史が好きではなくなる気がする。。。
歴旅の解説に意味があると改めて思いました。
話が長いですが同時代の課題に広範囲にカバーしていると思います。

オーソドックスな問題を出すところの方がダイレクトに効果がりますが、切口問題、思考問題にも対応できます。