開成中対応東京問題③ 渋谷

どうも。歴旅です。今日もぶらりと歴史旅。
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本日は渋谷です。
現代では繁華街の渋谷ですが、どんな土地だったのでしょうか?

問題です。渋谷の駅近くを流れている川の名前は?

川なんてあったっけ?と思う人もいるかと思います。
昔も今も実はあります。渋谷は川の上を全部ふさいでしまい、
「暗渠(あんきょ)」という形態にしています。
なので目に見えないのです。

渋谷はその名の通り谷地形です。
近くには道玄坂や宮益坂など、坂が多いですね。
そうすると必然的に川もあるはずなんです。

川の名前は渋谷川です。
まんまですね笑
昔は唱歌『春の小川』などに代表される清らかな川でしたが、
近現代に汚染され、1964年東京オリンピックをきっかけに暗渠となりました。

コロナ期間中の渋谷の大改造で地下構造が問題になり、
途中から地上に川が出てくるようになりました。
ついでに暗渠もちょっと可視化されるようになりました。
地下広場の天井のでっぱりの上を、川が走っているんです。。笑

このあたり、実は東京の上水、下水コントロールとしては大変重要性が高い話です。
大雨洪水はどうしても平地に集まってくるので、
こうした仕組みが東京の街を守っているんですね。

答え:渋谷川