思考問題 藩財政の規模
江戸時代の武士は幕府や藩から給料をもらっていました。
藩も●万石という形で経済規模を示していました。
ここには表高、裏高というのがあります。
表高は公表されている石高。
裏高は実際に取れる石高になります。
問題です。なぜ表高と裏高の2種類があるのでしょうか?
石高が高いと上納金も高くなってしまうので、低く抑えたいという欲求があるので、実際は裏高の方が高いです。これは東南アジアの華僑が国に利益をちゃんと言ってないのと同じですね。税金を取られないようにします。
一方で表高は幕府内でのランキングなどに影響があります。公表価格で規模が大きいとなると他の藩よりも優位に立てるポジションの確保、影響力を持つことができます。このバランスを考えながら報告していました。
さて、この石高ですが、お米でしかカウントできていません。貿易や商売での利益は石高というGDPには反映されていないため、裏高も資料がない状況ですが本当の藩の実力は未だにわかっていません。これが調べられたら日本史の博士号取れます笑
そして武士個人がもらっていた石高はいくらでしょうか。
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